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「正義」の反対側にあるもの

下出 裕典の「いと、えんなり」

素敵な生き方・考え方だなぁと思ったので、ご紹介。

猟師になりました。あと、炎上のこともちょこっと。 | ちはるの森はてなブックマーク - 猟師になりました。あと、炎上のこともちょこっと。 | ちはるの森

 テーマがテーマだけにしょうがないかなと思いつつ、この炎上を通して1点だけ、主張したいことがあります。

 

それは「命のことは答えがあるものじゃないので、いろんな考え方があって当然」ということです。何が正しいとか悪いとかは、ないと思っています。

 

藤子・F・不二雄さんのSF(Sukoshi Fushigi)短編、「ミノタウロスの皿」をご存知でしょうか。

 

宇宙船の乗務員である主人公が、ある星に不時着するところから物語は始まります。

 

そこでは、人そっくり(しかも美人)の家畜・ミノスが、牛そっくりの知的生命体(その星での文明の担い手)に食べられそうになっている。

 

どちらもそれを自然なことだと捉えているけど、主人公は「そんな残酷なことはやめろ!」と声高に叫びます。

 

しかし最終的にミノスは予定通り食べられてしまい、主人公は涙ながらに大好物のビフテキを食べ、地球へと帰っていく・・。

 

この物語を初めて読んだ時に思ったのは、「正義」の反対は「悪」ではなくて、「もう一つの正義」なのだなぁ、ということ。

 

置かれている環境や立場によって、何が正義かなんて違います。

 

だから僕は、過剰に「正義」を押し付ける人が好きじゃない。そういう人は必ず誰かを「悪」に仕立てようとするからです。それはもはや思考停止と言ってもいい。

 

いろんな意見があることは分かっている。その上で自分はAという立場をとる。なぜならば・・・。

 

この著者さんは、しっかりとした軸を持ち、自分の生き方を選んでいる。

 

誰にでもできることじゃない、素敵な生き方だと思います。

 

命をいただくことを意識するのは大切だ。

うん、そりゃそうだ。

 

簡単に生き物を殺すなんて残酷だ。

うん、それもたしかにそう。

 

世の中のだいたいのことは、どっちとも言えます。

 

そのことを理解した上で、自分はどっちの立場をとるのか。

 

オリジナルの判断軸を持つことが、豊かな人生を送るために最も重要な鍵だと思うのです。

 

Written by :下出 裕典

 

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ぼくだったら、そこは、うなずかない。

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