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ビジネス絵本、という冒険。

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今日の書き手:佐藤 康生

 

コピーライターという仕事を

本業にしていることもあって、

電車に乗ると

つい週刊誌の見出しに目が行きます。

 

中吊りの広告を眺めながら、

「へー、うまいこと言うね、新○さん」

「○春さん、これはちょっと苦しんじゃないの」

などと心の中でつぶやきながら、思うのは、 

 

こういう雑誌って、

見出し以上の中身、あるのかしら?

ということです。

 

もちろん、あるのでしょう。

あるにちがいありません。

 

でも、少なくとも僕にとっては、

見出しだけで必要十分。

つまり、お金を出して

買おうとまではいかないわけです。

 

ぼくら社がつくっているビジネス本の

世界にも似たようなところがあります。

 

本のタイトルや目次に惹かれて買ったものの

「なんだよ、結局、中身も一緒じゃん」と、

後悔したことが、みなさんにも

きっとあるのではないでしょうか。

 

ぼくら社の編集長で、

書き手でもある安田佳生に言わせると、

「言いたいことはほんの少し。

あとは水増ししているのが、多くのビジネス書。

むしろどれだけ水増しできるかが、

書き手の才能なのだ」ということです。

 

水増し傾向は、著者が売れっ子になり、

著作が多くなればなるほど

強くなるように思えます。

 

ぶっちゃけて言うと、

同じことのバリエーションにしか

過ぎなくなっていくわけですね。

 

これって、せっかくのいい酒を、

水道水でじゃぶじゃぶ割って

お客さんに出しているようなもんだよね。

 

どうせなら著者の言わんとする

エッセンスをぎゅっと凝縮し、

誰もが読めるようなわかりやすい本に

できないものだろうか。

 

そんな発想から生まれたのが、

ぼくら社の「ビジネス絵本」です。

 

第一弾は、今月29日発売予定、

本田直之さんの『ぼくの人生はだれのもの?』

 

本田さんといえば、

レバレッジシリーズから

最近の『伝え方が9割』をはじめ、

書く本、関わる本のほとんどが

ベストセラーというヒットメーカー。

 

そんな本田さんが、

ビジネス絵本のコンセプトに共感してくれ、

快く引き受けてくれたのは、

ど無名の出版社である

ぼくら社にとっては望外な喜びでした。

 

本田さんの考え方・生き方の根底に流れる

「他人ではなく、自分を生きる」ことの意味を、

絵で表現してくれたのは蝦名龍郎さん。

 

蝦名さんは、

日本のグラフィックデザイン界を代表する一人であり、

これまでのぼくら社の本の装丁を

すべて手掛けてくれている

ぼくら社の一部といってもよい人です。

 

(蝦名さんの底光りする変態性は、またの機会に書きますね)

 

絵のテーマは、サーフィン。

 

自身もサーファーである蝦名さんは、

同じくサーファーである本田さんと共鳴し、

独特の世界を描き上げてくれました。

 

絵を眺めていくだけで、

本田さんが伝えようとすることを

感じていただけるのではないかと思います。

 

文章を読む、絵を眺める。

文章と絵を合わせて考える。

と、1冊で3度味わえるのも、

ビジネス絵本の楽しいところです。

 

気になるお値段は、1,800円。

はっきり言って、

虎屋の羊羹並みに高いです。

 

でも、ぼくたちは

それだけの時間と情熱をこの本に注ぎました。

 

著者担当の川崎貴子は、

世界中を飛び回る本田さんを

逃さないようにメールと念力でしっかり結わえ、

編集担当の下出裕典は、締切が迫る中、

東京から成田に向かう本田さんの

わずかな時間をつかまえて車の中で原稿回収。

その夜、安堵とともに倒れました。

 

とってもデンジャラス、

でも楽しい冒険から生まれた本です。

 

長くなりましたが、

ぼくら社が贈る世界初のビジネス絵本、

ぜひ手に取って見てください。

 

Written by :佐藤 康生

 

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ぼくの人生はだれのもの?

ぼくの人生はだれのもの?