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されど、本づくりはつづく。

佐藤 康生の「伝えるということ」 ぼくら社のこと

今日の書き手:佐藤 康生

 

毎週月曜日は、ぼくら社の定例会。

 

ふだんは別々の活動をしている役員たちが

麻布十番のオフィスに集まってきます。

 

今週、出社すると、机の上には、

刷り上がったばかりの本田直之さんの新刊

『ぼくの人生はだれのもの?』が、

真新しいインクの匂いに

包まれて積んでありました。

 

「おお!」

「できたんだ」

「大きくて迫力あるねぇ」

「いいね、いいね」

 

しばし、無言で、ページをめくる役員たち。

 

「あれ?」と呟いたのは、

ぼくら社の紅一点、川崎女史です。

 

「この本、ちょっと、しなってません?」

 

「そうなんですよ。僕もさっき気づきました」

と、編集担当の下出も言います。

 

「確かにね~」

 

手に取ってみると、

ほんの少ししなっています。

 

机の上に積んである山に目をやると、

瓦割のカワラのように

なっているではありませんか。

 

大山倍達(古いな)がやってきて、

エイヤッと割りそうです。

 

それから、なんやかんやの役員たち。

 

「ひょっとして、帯がちょっと短いんじゃないの?」

 

「そういえば1mm位短いような気がする」

 

「いや、2mm位じゃない?」

 

「そうかなぁ。インクがまだ乾いてないとか」

 

「ってことは、まだまだしなるってこと」

 

「ニャーチェのしおりみたいに丸くなっちゃったりして」

(内輪の話題ですいません)

 

「内川さん(←社長、初登場です)、問い合わせ、問い合わせ」

 

「もしもし、シナノ印刷さんですか…。

いつも大変お世話になっております。

じつはですね。本が少しですね……

しなっておりまして……

これはどうしたものかと……はい……

なるほど……なるほど、

そういうことなんですね。わかりました」

 

「どう?」

 

「いや、問題ありません。こういうもんらしいです」

 

「えー、そうなの?」

 

「なんだよ~」

 

「まったく」

 

ぽつりと、安田編集長。

 

「1冊ごとに、なにかありますね~」

 

いや、まったく。

 

ぼくら社の本づくり、

毎回毎回、思ってもみなかったことの連続です。

 

3冊目のMIHOさんの本では、

ISBN番号を間違って印刷してしまうという

考えられないような事件を起こしました。

 

ISBN番号というのは

本に付いているアドレスのようなもので

書店員さんはこの番号で

1冊1冊の本を区別していきます。

 

MIHOさんの本に印刷されていたのは、

なんと『疑問論』のISBN番号。

 

事実が発覚したのは

見本が届いてからだったので、

それから大慌てでカバーの印刷をやり直して、

なんとか発売日に間に合わせることができました。

 

プレジデント社の担当者にも、

「へー、こんなぎりぎりのタイミングでも

間に合うもんなんですね。勉強になりました」

と、褒められてしまう始末。

 

でも、本誌の印刷までは

どうしても間に合わず、

奥付にあるISBN番号のところには、

小さなシールを貼らせていただいています。

 

読者のみなさん、MIHOさん、

ほんとにごめんなさい。

気になったらはがしてくださいね。

 

そして、本田さんの本を

ご予約されているみなさんへ。

 

ひょっとすると、その本、

ほんの少ししなっているかもしれませんが、

そういうところも含めて、

ぼくら社の本を楽しんでくれたらうれしいです。

 

本日天気晴朗ナレドモ波高シ

 

ぼくらの本づくりは続きます。

 

Written by :佐藤 康生

 

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ぼくの人生はだれのもの?

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