ぼくの人生はだれのもの?
今日の書き手:古越 幸太
本日、ぼくら社の新刊「ぼくの人生はだれのもの?(著・本田直之)」が全国書店にて発売されました。
この本は「ビジネス絵本」というコンセプトでつくっています。
そもそも、ビジネス絵本とは?
ビジネス書は世にたくさんありますし、多かれ少なかれ読めばなにかを得られる本です。
だからこそ、一定の需要は尽きませんし、焼き増しと言われても書棚に並びます。
それくらい実入りのある本なのですが、一つ欠点があります。
それは、どれだけ良い内容が書かれていても、ビジネス本というカテゴリーの書籍を手にしない人にはそれが伝わらないことです。
また、数字を持っている著者のビジネス本を一冊でも多く出版するため、時にアメリカンコーヒーと揶揄されるように、ページ数はあれど内容の薄い本になってしまうこともあります。
そこでぼくらは考えました。
「ビジネス書の本当に伝えたいコアなメッセージのみを抜き出して、絵本にしてみてはどうだろうか?」
はたまた考えました。
「ただの絵本ではなく、映画でいうところのバックミュージックのように、ストーリーとはまったく異なる絵を流してみてはどうだろうか。」
そんなコンセプトからできあがったのが、世界初のビジネス絵本。
ぼくの人生はだれのもの?です。
見本誌ができてから、出版社や書店、懇意にさせていただいている皆さまに本を見ていただきました。
最初に出てくる言葉は「これ、本ですか?」という違和感を示すものでした。
…ビジネス書棚に入らないB5判。
…絵を一生懸命追いながら読むと、なんだか頭に入らない言葉たち。
…そうしているうちに、ちょっとくたびれてくる両目。
本をお見せした多くの方が、言外に伝えようとするメッセージを受け取らずにはいられません。
「本田さんの本なのだから、普通に作れば売れるのに・・・」
この本をすでにお買い上げいただいた方、それから少しだけ興味をもっていただいている方に、ぼくらから伝えたい読み方があります。
それは、この本は3回読んで欲しいということです。
1回目はハワイの海で仲間とサーフィンをする絵を追って。
2回目は、本田さんの言葉だけを追って。
3回目は、波のように流れる絵をバックに、本田さんが伝えたいメッセージをそのまま感じ取って。
ビジネス絵本は、絵だけを見る絵本としても、文章を読む本としてもどちらでもお楽しみいただけます。
逆に言えば、はじめはどちらかに絞って読まないと、いったい何を伝えたい本なのかが分からないかもしれません。
そうして3回本を辿ったとき、きっといまのあなたにとって必要なメッセージが伝わります。
なにせ世界初の本なので、手にとって読んだときには違和感しかないと思います。
ちょっとクセのある本です。
けれど、手元に長く残したい本というのは、それを読み込んだひとにしか一見分からない本でもあります。
ノウハウやテクニックには流行り廃りがありますが、自分で考えるという行為には今も昔もありません。
そんな本をつくりたいと思い発売の日を迎えました。
この本があなたの手に届き、いまを生きる羅針盤のひとつになれば。ぼくらにとってこれほど嬉しいことはありません。
最後は、本田直之さんの言葉に変えて。
Written by :古越 幸太
ぼくら社2014年1月の新刊!
関わったあらゆる本でベストセラーを連発。本田直之の、すべての原点がここにある。
「レバレッジ・マネジメント」、「1万円起業」 「伝え方が9割」、「あたらしい働き方」など著者累計250万部超、本田直之の最新刊。
世界初・ビジネス絵本! 本田流「生き方のノウハウ」を、 分かりやすいテキストとイラストで大公開。
知らず知らず「選ばされている」ことの多い世の中で、自らの意思で生きたいと願うすべての人へ。