読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

投じられたバナナの行方

佐藤 康生の「伝えるということ」

今日の書き手:佐藤 康生(ぼくら社取締役)

 

一人のサッカー選手の

試合中のパフォーマンスが注目を集め、

世界的な広がりをみせています。

 

4月27日のスペインリーグ、

対ビジャレアル戦。

観客席の相手サポーターから

投げられたバナナを食べ、

人種差別的行為に抗議した

バルセロナDFダニエウ・アウベス選手です。

 

試合後、アウベス選手が

記者会見で話しているように、

 

「このようなことはもう、

僕たちには変えられはしなんだ。

11年前からスペインにいるが、

ずっと同じであり続けている。」

 

特定の人種への偏見と差別的行為は、

(哀しいかな)人類が人類である限り、

これからもなくなることはないと思います。

 

愚かしい一部の人間の振る舞いに対して、

その現実を見据えた上で、

沈黙でも、理屈でもなく、

ユーモアを持って対処したことに、

(しかもそれは、

コーナーキックを蹴る途中のわずかな時間に、

試合の流れを止めることなく行われました)

ダニエウ・アウベスというサッカー選手の

類まれなる人間性と知性を感じます。

 

それにしてもバナナを食べる

という日常の行為を、

人種差別反対のシンボルに変えた

今回のパフォーマンスは、

アウベス選手の右足から放たれる

キックに勝るとも劣らぬ

強烈なものとなりました。

 

今後、世界中の多くの人たちは

バナナを口にするたびに、

人種差別に対する自らの立場を

迫られることになるでしょう。

f:id:bokurasha:20140509110438p:plain

 

Written by :佐藤 康生 (記事一覧)

コピーの相談、伺います。

 

考えることのきっかけを作る、ぼくら社の本!

『イヤな客には売るな』『営業マンは断ることを覚えなさい』など型破りな発想でビジネスの常識をくつがえしてきた経営コンサルタントが、悩めるうなずき人間に贈る、考えて生きていくためのヒント。

ぼくだったら、そこは、うなずかない。

ぼくだったら、そこは、うなずかない。