私がスケールしない起業家へ伝える、たった一つのシンプルな答え
今日の書き手:安田 佳生(ぼくら社編集長)
このブログを読んで。
そんなわけでサラリーマンから独立して個人事業主になるんだったら、目安としてサラリーマンの時の3倍くらいを稼げることが前提だとずっと言われてきた。つまりこれくらいいけるという目論見がないなら止めとけよということです。自営業の500万とサラリーマンの500万は価値が違う。
会社員時代の3倍は稼がないと独立のうま味はない。
営業力があれば下請け的な仕事は取れる。
下請け的な仕事を続けても大きくはならない。
自社オリジナルの事業をやるなら、腹をくくって一発に賭ける。
思わずうんうんと頷いてしまいました。
この方凄いです。
よく分かってらっしゃる。
私は20年も会社を経営して、やっとこういう事が理解出来ました。
起業するのは簡単です。でも大きくするのは難しい。
昔から言われている事ですが、これが事実なのです。
私もこれまでに何度も聞かれました。
どうやったら会社は大きくなるのか?と。
私の辿り着いた答えはシンプルです。
1:お金を集める(融資か出資)
2:人を採用する(まとまった人数を公募する)
3:ひとつの事業に全てを賭ける(失敗を覚悟する)
これ以外に方法はないと思います。
正直言って、コツコツと資金を貯めるのは難しいです。
資金がない時には下請け的な仕事をやるしかありません。
でもこれで500万円も利益を出すのは不可能に近いです。
経費を極限まで押さえ、仮に500万円の利益が出ても、
税金を払えば250万円しか残りません。
だから社長がやるべき最初の仕事は資金集めなのです。
なぜ資金が必要なのか。
それは人をたくさん雇うためです。
5人で1000万円利益を出すよりも、
50人で5000万円利益を出すほうが簡単だからです。
少ない社員数で大きな利益を上げる会社も確かにあります。
しかしそれは狙って出来る戦略ではありません。
優れたビジネスモデルと、優れた経営能力、そして運。
三拍子揃ってないと出来ません。
人材が確保できたら、ひとつの事業に全てを賭ける。
ここでぶれる事は許されません。
でもこれが難しいのです。
なぜなら人は失敗したくないから。
そして100%成功する事業など、この世にはないのです。
成功している経営者には2パターンしかありません。
1:失敗を恐れず、挑み続ける胆力を持った人
2:失敗など想像だにしない楽天家
私の知る限り、ほとんどは2のパターンです。
1のタイプはかなりの確率で成功に辿り着きます。
なぜなら成功するまで諦めないからです。
2のタイプはほとんど失敗します。
でも中には強運によって成功する人も出てくるのです。
命を捨てられる人か、超楽天的な人。
極端ですけど、これが成功者たちの真実の姿なのだと思います。
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