ぼくら社Blogのつくりかた(最近のPVとブログ経由の本の売れ行き)
今日の書き手:古越 幸太
ぼくら社Blogをはじめて早3ヶ月。
おかげさまで当初の想定をはるかに超える方にご覧いただいており、嬉しい限りです。
昨月は月間で10万PVちょっとですが、昨日の記事は1日で10,000人以上の方にご覧いただいているので、今月はもう少し多い数字になるのかもしれません。
ブログを通じた本の売上で、ニャーチェもあべちゃんで好物のやきとりをたくさんほうばれることでしょう。
もぐもぐ。
打ち合わせでいろいろな方とお話をしますが、折にふれどうやってブログをつくっているのか?といった質問をいただきます。
そこで、今日はぼくら社Blogのつくりかたをお話したいと思います。
ぼくら社Blogは、ぼくら社という出版社が運営しているブログですので、多少なりとも本の宣伝をしたいという気持ちがあります。
ただ、単純に本を宣伝したところで、もちろん手にとっていただける機会は少ないでしょう。
そこで本を伝えるのではなく、どういった作り手が本をつくっているのかを伝えたいと考えました。
ちなみにぼくら社Blogでもっとも読まれているページのひとつが、メンバーのプロフィールページです。
ブログの意図が訪れる方に伝わっているのであれば、とても嬉しいことです。
そんな伝え方について。
何事もそうですが、一方的に私がオレがと話しても聞いてもらえないだろうなと思いました。
ましてメンバーは全員経営者。
経営者の自分語りほど、身内以外の人にとって面白くないものはないですよね。
そこで、僕の個人的な趣味であるブログ巡りを活かして、素敵だなと思った記事をピックアップしてメンバーに伝えることにしました。
お願いしたことはひとつだけ。
記事を見て、素直に思ったことをことばにしてつづってほしいということです。
ブログは個人の日記的な側面だけでなく、思いや考えをクリティカルに届く文章に変えて発信している、きら星のような人たちがたくさんいる愉快な場所です。
そんなことを伝えたかったわけですが、大上段で話しても人の話を聞かないのがこれまた経営者の性ですね。
交換日記のように、週に一度だけ、ぼくら社のメンバーに読んでもらいたいなと思うブログ記事をピックアップしてメンバーに伝えていきました。
僕は、特別このブログの運営についての指示はしていません。
ただ、どういった意図で運営しているか。このブログを通じて、訪れる方にどんなことを伝えたいか。
それが伝わるように記事を選んではせっせとメンバーに送りました。
たぶん、始めはなにを目指しているのか分からなかったと思います。
ひたすら日記をつづってどうするんだい、と。
けれど、いまメンバーが日々上げる記事を読めば、それがはっきりと伝わっていることが分かります。
元社長が社長を斬り、女性社長が女性の本音を語り、コピーライターが旅行記をつづり、クリエイティブディレクターが時に率直に悩みを吐露する。
とても自由で人間らしいものです。
ぼくら社の本もまた、そうして生きていきたいと願う人へ届けたい本です。
ちなみにブログを通じた本の売れ行きですが、1月はAmazonへのリンク(各記事の下に本の紹介リンクを添えています)をクリックいただいた数の5%強が購入へといたっています。
出版社の方や、同じようにブログを運営されている方とお話をすると、とても高いパーセンテージだと伺います。
つらつらとぼくら社Blogのつくりかたを書いてきました。
けれど、本当は読者の誰よりも僕がブログの更新を楽しみにしているのかもしれません。
僕が素敵だなと思った記事に、それぞれのメンバーがくるくるとペンを回して記事を書いては渡してくれます。
それは週に一度しか全員と顔を合わせる機会のない僕にとって、大切なコミュニケーションです。
書くということは、どうきれいに繕ってもその人らしさが垣間見えるから。
誰かがつづる暮らしの記憶と、ぼくらのよしなごとが繋がって、こうしてあなたに記事を読んでいただけています。
それは白やぎと黒やぎがめえめえ書簡を交わすように、時に用紙のハシをかじりながら、今日もふうむと記事を書きます。
また、あなたに読んでもらえるように。
Written by :古越 幸太
ぼくら社2014年2月の新刊!
人の「感性」と「行動」を軸にした独自のビジネスマネジメント理論を研究・開発し、全国から千数百社を超える企業が参加する「ワクワク系マーケティング実践会」主宰、小阪裕司。
35冊を超える著書ではじめて語る「変わり者と疎まれ、本当の自分を出せずにいる」、そんな生きづらさを抱えている人に向けたメッセージ。
これからは感性の豊かな人、いわば "変人性 "を持つ人の時代。 その生きづらさは時代に必要とされている者の証であり、未来を創造する可能性そのもの。
君は、君がなるべきものにきっとなれる。