生き方を変えるには習慣を変えるしかない。
今日の書き手:古越 幸太(ぼくら社副社長)
この記事を読んで。
個人的に、人生がうまくいったいたときにしていたことは以下の通りです。ずっと続けるのはしんどいです。
仕事に精を出す若い時分は、往々に謎の万能感に包まれてまして。
けれど歳をとり、壁にぶつかり、人と人の間を泳ぐ中で自然とあの頃の万能感は消えていきます。ある人は部下ができ、ある人は子どもが生まれ、自身の100%を目の前の仕事に注げなくなります。
そうして時に思います。
「自分の本気はこんなものじゃない。」
ですが、残念ながらいま目の前にある全てがあなたの100%の成果です。
人は習慣の動物とはよく言ったもので、僕たちを包んでいた万能感は歳をとるほどに惰性という名の重いマントへ変わっていきます。あれほどにあった自由な時間とともに。
もし、今の環境に納得がいかないのであれば、変化をつくる以外に方法はありません。それは自らの手でしか生み出せません。今の仕事に100%の時間を注いでいるのであれば、60%の時間で終わらせて残りは変化を企てる時間に充てる。
時間の確保なくして変化は訪れません。
「時間ができたらあれをやろう」と考えていても、その瞬間は永遠に訪れません。歳を重ねればなおいっそう。変化とは自分の習慣の一部を捨てることであり、そこには少なからず勇気が必要です。
変えること、変えなければいけないことの時間を確保できないということは、変える心持ちがないか、あるいは自らのコントロール権を自身が有していないことと同じです。
「何かをはじめるにはあまりに遅すぎた。」
僕がそんな言葉を聞いた機会は、一度や二度ではありません。そうなる前に時間をつくる。意地でも空ける。
手持ちの時間を使いきって出す仕事の成果は、あなたにとっての100%です。それを80%と認識している間は、いつまで経っても自由な時間は生まれません。
6割の時間をつかって、80%の成果物を作る。残り4割の時間を使って、自分にとっての80%のクオリティを上げる。これが習慣の改善です。
恐ろしいことに20代の人からも「何かを始めるには、遅すぎた」という言葉を聞く機会があります。そんなことはありません。人は何歳からでも変わります。変わっていくことこそが人生です。
簡単なことからでいいのです。人間には元に戻る性質があるので、続けることは難しいですが。
何より、ゆっくり休んで考える時間をつくること。走り方を変えるのではありません。毎日の歩き方を変える。新しい走り方にトライしたところで走り続けることなんてできません。走り続けている人を目標にする必要もありません。
誰かと自分を比べたり、賞賛や対価を指針にすれば、そこには「遅すぎた」という言葉が生まれます。
酒も花も木目も人も、時間をかけた先にある美しさはその独自性。二つとして同じものはありません。
良くも悪くも考えないと淘汰されるこの時代。
自らの志向を知り、思考を研いで渡っていきたいものです。
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