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伝えるということ

今日の書き手:佐藤 康生

 

ぼくのブログのテーマは、

「伝えるということ」なのですが、 

最近そのことについて

少し考えさせられた出来事があったので、

書いてみたいと思います。

 

 

一通のメール。

 

差出人は学生時代の後輩の女性、

彼女は宮城県内で

約1900年続く神社に生まれ、

他家に嫁いだいまも

同神社の権禰宜(ごんねぎ)を務めています。

 

 

これは先週末の暴風雪で、

彼女の安否を尋ねた友人への返答として

送られてきたものです。

 

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2月17日は祈年祭です。

 

他のお祭りの時には

ちびっこの巫女さんに

浦安の舞を舞ってもらいます。

でも祈年祭は休みの日でないから

巫女さんもいなくて寂しいので、

今年から私が頑張って

日舞を奉納しました。

 

明治天皇さまの  

 

「さしのぼる朝日のごとくさわやかに 

もたまほしきは心なりけり  

目に見えぬ神にむかひて恥じざるは 

人の心のまことなりけり」 

 

という歌に合わせて

榊を持って舞いました。

なんとかうまく舞って

氏子総代さんたちも喜びました。 

 

 

前の日に雪がたくさんふりました。

 

そしたら筆甫や羽出庭や大張は

停電になっています。

とラジオの人が言っていました。

 

テレビの人も言っていて

自衛隊も映りました。

 

 

○○さんと○○せんぱいが

大丈夫?とメールをくれました。

 

私のうちは平地だから心配ないです。

と答えました。

 

でも心配してもらって 

嬉しい気持ちになりました。

 

 

○○さんもメールをくれました。

 

○○さんは、復旧したら、 

うーんとおいしいもの送りますから頑張って、

と言ってくれました。

 

○○さんは東京の○○○○に

お勤めしてこんど部長さんになる人です。

 

東京の人がうーんと

おいしいというものは

きっと目が飛び出るくらい

うまいだろうな、と思いました。

 

私はよだれが出て、

おいしいものに釣られて、

本当は停電もしてないし道も通れるのに、

 

「取り残されて大変です!」と、

 

嘘をつきたい気持ちになりました。

 

でも、思い出しました。

 

日舞で、目に見えないけれど

神様は何でもごぞんじだから正直に…

という歌で舞をしたのに

嘘をついたら神様のばちが

あたるだろうなと考えました。

 

だから、○○さんに、

 

こちらは無事です、と答えました。

 

あさって全国の女の神主さんの会の 

25周年記念でお伊勢参りがあります。

 

あんまりお金がないので

高速バスで明日の夜行くことにしました。

最初また雪になるかも、

と天気予報が言ってました。

でもお天気になるみたいでよかったです。

やっぱり正直にすると神様に

守ってもらえるんだなって思いました。

 

いつも気にかけてくれる皆さんが今年も

お元気でいられますように

心こめてお参りしてきます。

 

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やりとりをしたもう一人の友人が

五十鈴川の清流みたいな文章だね」

と書いていましたが、ほんとにそんな感じ。 

 

とても新鮮です。

 

ぼくは、マラソンランナーの円谷幸吉さんの

有名な手紙を思い出しました。

 

こういう素直な文章を読むと、

プロの文章や上手な文章って

なんなんだろうなって、

考えさせられます。

 

Written by :佐藤 康生

"佐藤 康生の「伝えるということ」" -記事一覧

 

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